教会式挙式での指輪交換
教会式挙式での目玉の一つが、指輪の交換です。
永遠の愛の誓いのしるしとして、互いの指にはめ合います。
その始まりは古代エジプトからと言われています。
途切れることのない円の形が永遠の愛や、相手と一つとなるということを現しているそうです。
英語ではエンゲージ(婚約)リングと言いますが、これは結婚よりも婚約を重んじるからで、その起源は何と紀元前1世紀の古代ローマにまでさかのぼることができるのだそうです。
挙式の中のどのタイミングで交換が行われるかについては、牧師さんによっても若干変わります。
通常は司式者の式辞が終わった後に結婚の誓約が行われ、その後に行われることが多いようです。
その際には、まず新婦は手袋をぬぎ、次に牧師さんから指輪が手渡され、新郎から新婦へ、そして新婦から新郎へと交換が行われます。
すっと入っていかないこともあり、そんなときには参列者から笑いがこぼれることもありますが、ほほえましいシーンとして映ることでしょう。
教会式の挙式ではウェディングドレスが主流
神前式では白無垢を着るように、教会式の挙式ではウェディングドレスを着てヴァージンロードを歩くのが主流です。
カトリックとプロテスタントの教会では微妙にルールが違い、特にカトリック系の教会ではマリアベールと呼ばれる新婦が顔を覆うベールを重視していたり、ビスチェなどの肩の出るデザインのドレスは禁止されている教会もあります。
結婚式場に併設されているチャペルと違い、教会式の挙式は信者でないと挙げられないこともあり、普段から日曜礼拝に参加したりどちらかがクリスチャンなことなど事前の行動も必要です。
招待客側にも肌の露出の多い服はさけてもらい、膝がかくれる長さのフォーマルワンピースなどにしてもらわなければなりません。
招待される側は花嫁より目立たないのはもちろん、新郎新婦の親族より華やかさを少し控えめにするのがマナーです。
男性の場合はブラックスーツやダークスーツが一般的で、女性と同じく白色や銀色は新郎が着る色なのでさけます。